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『経済の考え方がわかる本』岩波ジュニア新書 の紹介

2005年6月,岩波ジュニア新書から『経済の考え方がわかる本』というタイトルの本を出版しました。著者は,新井と東京大学の柳川範之先生,国立情報学研究所の新井紀子先生,e-教室の共著です。イラストは,子どもの経済教室のメンバーである,サトウナオミさんが担当しています。

この本は,国立情報学研究所に置かれている,e-教室というウエッブ上の教室の「経済と私」というクラスで一年半にわたりいろいろ議論をした内容をまとめたものです。次のアドレスにアクセスして,実際に見本や案内を手にとっていただければ有り難く思います。

http://www.iwanami.co.jp/hensyu/jr/toku/0506/500511.html

この本のみそは,一番やさしい経済の本ということです。でも,実際問題,どんな学問でも実は本当はやさしくはありません。では,やさしくない経済をいかにわかってもらえるようになるか。それは,経済の基本となる考え方を丁寧に説明することだと思っています。そして,希少性とか機会費用などの現代経済学の根本をなす,概念や理論を身に付けることだろうと思います。

この本には,復習問題もついていますから,それを自分で考えながら,それはおかしいとか,逆に納得という形でひとつづつステップを踏みながらあがってゆくことだろうと思います。

ここにアクセスしてこの本をお読みいただいた方は,筆者に感想をいただければ幸いです。

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2007 © Akira Arai